DNSおもしろい。
DNSにはDNSラウンドロビンという負荷分散の機能が備わっています。
高価な負荷分散装置を導入しなくても、DNSにレコードを書いてあげるだけでラウンドロビンしてくれるわけです。
設定は以下のような形で、複数のIPアドレスを1つの名前に当てはめてあげるだけ。CNAMEで書くのかと思ってたけど違うんですね。TTLを短めにしてあげることで、いい感じに分散してくれるようになるそうです。
example 30m IN A 10.0.0.1
example 30m IN A 10.0.0.2
example 30m IN A 10.0.0.3
DNSラウンドロビンで気を付けなくてはいけないのは、クライアントでのキャッシュ時間です。キャッシュ時間が短いと、DNSへの問い合わせの頻度が高くなります。このときに異なるサーバにラウンドロビンで振られてしまうと、認証などセッションが切れることが多くなってしまいます。クライアントのキャッシュ時間を長めにとることである程度解消できますが、設計の時には注意が必要そうですね。
参考: