はじめに
2021年9月29日にアカマイが Guardicore を買収したとのプレスリリースが出ていたので読んでみました。
サマリ
- アカマイは、イスラエルのセキュリティ企業である Guardicore 社を買収した。
- Guardicore 社は、マイクロセグメンテーション・ソリューションを扱う企業で、同社の技術により情報漏えいの影響やランサムウェアの脅威を大幅に軽減することが可能。
- 2021年第4四半期には、Guardicore 社の発行済株式のすべてをアカマイが約 6 億ドルで取得する予定。
Guardicore 社とは
Guardicore は起業家の Pavel Gurvich 氏、Dror Sal'ee 氏、Ariel Zeitlin 氏によって2013年に設立されたイスラエルのテルアビブを拠点とする企業で、ユーザーのアクセスを、相互に通信することを許可されたアプリケーションのみに制限するマイクロセグメンテーション・ソリューションを扱う。
同社のマイクロセグメンテーション・ソリューションでは、ユーザーのアクセスを、相互に通信することが許可されたアプリケーションのみに制限する。
何が変わる?
アカマイは、マルウェアが企業のインフラストラクチャ内で足場を固めた後の拡散をブロックする第2の防御層が重要視されている現代において、マイクロセグメンテーションが有効なソリューションと考えている。これは、マイクロセグメンテーションにより、情報漏えいの影響やランサムウェアの脅威を大幅に軽減できる可能性があるから。
Guardicore 社のコメント
- Guardicore の共同創立者兼最高経営責任者の Pavel Gurvich 氏のコメント
- 「Guardicore の使命は、ネットワークの中心にある重要な資産を保護しながら、ランサムウェアのような侵害による損害から企業を守ることです。」
- 「私と私のチームは、ユーザーが何をしていようと、エンドユーザーやワークロードがどこにあろうと、ユーザーと企業を守るためにアカマイに参加できることを非常に楽しみにしています。」
参考資料
- Akamai to Acquire Guardicore to Extend Its Zero Trust Solutions to Help Stop Ransomware | Akamai
- Akamaiがイスラエルのサイバーセキュリティ企業 Guardicore を6億ドルで買収
以上