はじめに
他の人がコマンドを打っているところを見ると、いろいろ勉強になることがあります。今回はテキストファイルの開き方が気になったので、メモをまとめておきます。
テキストファイルの開き方
今回はコマンドライン限定です。
vi
基本的なテキストエディタで、UNIXシステムに標準で含まれています。
vim
viの改良版で、より多くの機能を備えています(シンタックスハイライト、マルチレベルの元に戻す/やり直しなど)。viとの互換モードがありますが、追加機能を利用するためにはvim固有のモードが必要です。
view
vimの読み取り専用モードです。ファイルを開いて閲覧はできますが、変更はできません。
nano
シンプルで使いやすいコマンドラインテキストエディタです。初心者にも扱いやすく、ショートカットキーが画面下に表示されるため、操作が直感的です。
emacs
高度にカスタマイズ可能なテキストエディタで、プログラミング言語のサポートやメールクライアント、カレンダーなど、多数の機能を持っています。学習コストが高いですが、強力なエディタとして多くのユーザーに支持されています。
cat
ファイルの内容を連結して標準出力に表示するコマンドです。編集機能はありませんが、小さいテキストファイルの内容をすばやく確認するのに便利です。
bat
catコマンドの拡張版で、シンタックスハイライトやGitの統合などの機能が追加されています。ファイルの内容を色付きで美しく表示し、読みやすくするのが特徴です。
less
ページ単位でテキストファイルを閲覧できるコマンドです。ファイルを開いたまま前後にスクロールして内容を読むことができます。
more
lessと似ていますが、基本的にはファイルの内容を一方向(下方向)にしかスクロールできません。古いコマンドであり、lessがより機能的な代替として広く使われています。
tail
ファイルの最後の部分(デフォルトでは最後の10行)を表示するコマンドです。ログファイルなど、頻繁に更新されるファイルの最新の内容を確認するのに便利です。
head
ファイルの最初の部分(デフォルトでは最初の10行)を表示するコマンドです。tailとは逆で、ファイルの開始部分を簡単に確認するのに便利です。
おわりに
こんなもんですかね。列挙してみるとたくさんありすぎて、初学者は大変。
Linux学びたい人には以下がおすすめです。体系的に、親切に書かれた良書です。
役にたったなと思う方はビール1杯奢ってください!