おれさまラボ

実際に手を動かして理解を深めるブログ。

Apple Watch の選び方

はじめに

Apple Watch を買おうと思います。でも、いざ選ぼうと思うと難しすぎたので「選び方」をメモとして残しておこうと思います。

Apple Watch の選び方

機種 × 通信モデル × サイズ × デザイン で選びます。組み合わせが大変多いので、なかなか選ぶのは大変です。

2021年現在では、Apple Watch Studioが用意されているので、だいぶ直感的に選びやすくなりました。

機種

まずはどの機種にするか選びましょう。

2021年現在に販売されているApple WatchのバージョンはSE、Series 3、Series 7の3機種です。

Series 7 SE Series 3
2021年10月に発売開始されたフラッグシップモデル 2020年9月に発売開始された廉価版モデル 2017年9月に発売開始されたベーシックモデル

これらは機能や性能で選ぶことになります。主なポイントは以下のとおりです。

  • より大きなディスプレイApple Watch 7 は Apple Watch SE と比べて 1.2 倍のディスプレイサイズになります。
  • 常時表示ディスプレイ:時計の文字盤が常時表示されるのは Apple Watch 7 だけです。
  • 高度なヘルスケア測定:血中酸素濃度の測定や心電図を記録するできるのは Apple Watch 7 だけです。不規則な心拍の通知機能はいずれのモデルでも使用できます。
  • より高速な充電Apple Watch 7 は高速充電に対応しており、80%までの充電は約45分、100%までの充電は約75分で完了します。稼働時間はいずれのモデルも公称18時間です。

通信モデル

次に通信モデルを選びましょう。

  • GPS モデル
  • GPS + Cellular モデル

Apple Watch Series 7 や SE では GPS モデルもしくは GPS + Cellular モデルを選択できます。Series 3 は GPS モデルのみです。

いずれのモデルでも GPS で位置情報を取得できますので、地図アプリやランニング記録アプリなどで位置情報を活用できます。

Apple Watch 単体で Web アクセス等の通信ができるのは SIM を搭載できる GPS + Cellular モデルのみです。LINE や電話、Facetime などを Apple Watch 単体で使いたい場合は GPS + Cellular モデルを選択する必要があります。

ただし GPS モデルであっても iPhone が近くにあればインターネットに接続して LINE 等のアプリを使用できます。感覚ですが、多くの人が GPS モデルで満足しているようです。

電池の持ちが悪くなることに注意

GPS + Cellular モデルを選択する場合、Apple Watch 単体で常に通信を行うこととなるため、電池の持ちは悪化します。

GPSモデルのApple Watchは、通常2〜3日に1回充電すれば十分ですが、GPS + cellularモデルは、少なくとも1日1回充電が必要です。

引用:Apple Watchのバッテリー寿命を伸ばす11の方法 | ライフハッカー[日本版]

SIM の選択肢が少ないことに注意

GPS + Cellular モデルを選択する場合、格安 SIM は基本的に使用できないことに注意してください。これは、Apple 社として特定の系列の通信キャリアのみを許可する方針としているからのようです。日本であれば、docomoauSoftbank の3大キャリアを選択するしかありません。また、iPhone の SIM と同時契約する必要がありますので、通信料のコストパフォマンスは悪いです。

2021年10月現在、auApple Watch単体の SIM 契約ができる「ウォッチナンバープラン」プランを発表しました。これにより、Apple Watch 単体で SIM を契約することができます。385円(税込)/月なので GPS + Cellular モデルを必要とするユーザーにとっては朗報です。

サイズ

続いてサイズを選びましょう。

いずれの機種も腕周りの長さに合わせてディスプレイサイズを2種類展開しています。

サイズ ピクセル Series 7 SE Series 3
45mm 396 x 484
44mm 368 x 448
42mm 312 x 390
41mm 352 x 430
40mm 324 x 394
38mm 272 x 340

Apple によれば、いずれの機種も小さい方は手首が 130-200mm の場合、大きい方は手首が 140mm-220mm の場合にフィットするサイズ感とのことです。

基本的には手首にフィットするものを選べば良いですが、サイズによってディスプレイの解像度(ピクセル数)が異なります。より高い解像度を求める方は大きいサイズを選ぶようにしましょう。

デザイン

最後にデザインを選びましょう。ここが一番大変です。

コレクションを選ぶ

Apple WatchNikeエルメスとのコラボレーションモデルを販売しています。コレクションごとに選択できる本体の材質やカラー・バンド・文字盤の種類が異なります。

Series 7 SE Series 3
Apple Watch
Apple Watch Nike
Apple Watch Hermès
Apple Watch Edition

主に見た目の違いになりますが、一般にスポーツにこだわりのある人であれば Nikeハイブランドにこだわりのある人はエルメス、後述の本体の素材でチタニウムのようなハイエンドモデルを選択したい人は Apple Watch Edition を検討する価値があります。逆に興味がなければ、使用できる機能に差はないので、無印の Apple Watch で十分です。

本体の素材を選ぶ

Apple Watch Series 7 では、本体の素材をアルミニウム、ステンレススチール、チタニウムから選ぶことができます。

Series 7 SE Series 3
アルミニウム
ステンレススチール
チタニウム

それぞれの素材の特徴は下表のとおりです。

比較項目 アルミニウム ステンレススチール チタニウム
見た目 マットな質感 光沢のある質感 金属らしい質感
例示 Macbookと同じ素材のイメージ 昔のiPod Touchのような鏡面仕上げのイメージ
熱伝導率 とても良い 悪い 悪い
比重(軽さ) とても軽い 重い 軽い
耐食性 サビにくい サビにくい サビにくい
強度 弱い 強い 強い
価格 安価 高価 とても高価

個人的に友人などに聞いた結果ですが、アルミニウムでも特に問題はないとのことです。ただ、強度が弱く傷が付きやすいというデメリットはあるので、「よくぶつけちゃうんだよね」「扱い雑なんだよね」という人はステンレススチールまたはチタニウムを選択したほうが良さそうです。

また、ステンレススチールやチタニウムの場合は、ディスプレイの素材が サファイアクリスタル となっています。アルミニウムは Ion-X ガラス を採用しているので、より傷つきづらい素材になっています。

ただし、ステンレススチール、チタニウムGPS + Cellular モデルしか用意されていないので注意してください。

本体の色を選ぶ

いわゆるカラーバリエーションです。Apple Watch 本体の色を何にするか選択できます。以下に選択できる色の一覧を記載しますが、本体の素材によって選択できる色に制限があるので注意してください。

標準的な Apple Watch で選択できるカラーは以下のとおりです。

選択できる色 Series 7 SE Series 3
ミッドナイト
スターライト
グリーン
ブルー
ゴールド
グラファイト
スペースグレイ
シルバー
(PRODUCT)RED

Apple Watch NikeApple Watch Series 7 と SE のみで展開されるコレクションです。4色から選択できます。

選択できる色 Series 7 SE Series 3
ミッドナイト
スターライト
スペースグレイ
シルバー

Apple Watch Hermès は Apple Watch Series 7 のみで展開されるコレクションです。2色から選択できます。

選択できる色 Series 7 SE Series 3
スペースブラック
シルバー

Apple Watch Edition は Apple Watch Series 7 のみで展開されるコレクションです。2色から選択できます。

選択できる色 Series 7 SE Series 3
スペースブラック
チタニウム

バンドタイプを選ぶ

最後にバンドタイプです。バンドは無数に種類とカラーバリエーションがあるので選ぶのが大変ですが、こだわりがなければまずは一番安いものを選択し、サードパーティ製のバンドを購入するのがおすすめです。

安いバンドは以下になります。

  • ソロループ
  • スポーツバンド
  • スポーツループ

おわりに

少しでも誰かの役にたてれば幸いです。

以上