はじめに
AWS CLI(AWS コマンドラインインターフェイス)は、AWSをCLIで操作するためのツールです。存在を知ってはいたのですが、使ったことはなかったので試してみようと思います。
参考:AWS コマンドラインインターフェイス(CLI: AWSサービスを管理する統合ツール)| AWS
なお、現在提供されている最新のAWS CLIは AWS CLI バージョン 2
ですのでこちらを使用します。
インストーラのダウンロード
こちらからAWS CLIをダウンロードします。今回はWindows版を試します。
インストーラの実行
ダウンロードしたインストーラを実行します。セットアップウィザードが表示されるので Next
を押下します。
EULAへの同意が求められるので同意するにチェックマークを入れた上で Next
を押下します。
インストール先フォルダを変更できますが特に変更する必要もないので、Next
を押下します。
Install
を押下します。このあとWindowsのユーザーアカウント制御(UAC)が表示されるので許可してください。
インストールが終わるまでしばらく待ちます。
Completed the AWS Command Line Interface v2 Setup Wizard
と表示されれば完了です。Finish
を押下してセットアップウィザードを閉じます。
インストーラは用済みなので、ゴミ箱に入れておきましょう。
PowerShellを立ち上げて以下コマンドを実行し。結果が取得できることを確認します。
> aws --version aws-cli/2.0.10 Python/3.7.5 Windows/10 botocore/2.0.0dev14
初期設定
AWS マネジメントコンソールにサインインし、IAM コンソールを開きます。
左ペインの ユーザー を押下します。
アクセスキーを作成するユーザー名を選択し、[認証情報] タブを選択します。
[アクセスキー] セクションで、[アクセスキーの作成] を選択します。
アクセスキーが表示されます。一度しか表示されないのでどこか人目につかないところにメモしておきましょう。
PowerShellでAWS CLIの初期設定を行います。AWS Access Key IDとAWS Secret Access Keyには先程確認したアクセスキー情報を入力してください。リージョンは自身がよく使うリージョンを指定します。ここでは ap-northeast-1(東京リージョン)を選択しました。アウトプットフォーマットも好きなフォーマットを指定してください。
> aws configure AWS Access Key ID [None]: YOUR_ACCESS_KEY_ID AWS Secret Access Key [None]: YOUR_SEACRET_ACCESS_KEY Default region name [None]: ap-northeast-1 Default output format [None]: text
指定可能なアウトプットフォーマット
- json – JSON 文字列形式で出力されます。
- yaml – YAML 文字列形式で出力されます。(AWS CLI バージョン 2 でのみ利用できます。)
- text – 複数行のタブ区切り文字列値の形式で出力されます。これは、grep、sed、または awk などのテキストプロセッサに出力を渡すのに役立ちます。
- table – セルの罫線を形成する文字列 +|- を使用して表形式で出力されます。通常、情報は他の形式よりも読みやすい「わかりやすい」形式で表示されますが、プログラムとしては役立ちません。
引用:AWS CLI の設定 - AWS Command Line Interface
以下コマンドを実行し S3 バケットの情報が返ってくれば成功です。
> aws s3 ls 2019-11-29 15:24:32 xxxxxxxxxxxxxxxx 2020-03-26 17:42:53 xxxxxxxxxxxxxxxx 2019-03-09 22:26:04 xxxxxxxxxxxxxxxx ~以下略~
以上