2019年の振り返り
あっという間に年末ですね。2019年を振り返ってみたいとお思います。
お仕事的な振り返り
今年はお仕事的にはデカいプロジェクトに2つ関われたことが大きかったなと思います。
はじめは、1つのプロジェクトに専任の予定でしたが、どうしてもとオファーがあったので二足のわらじを履くことになりました。どちらも同じ時期から開始だったので正直きつかったです。
なにが一番しんどいって頭の切り替えが大変。どちらも自分が経験したことのない領域であり、さらに構想フェーズであるからある意味答えはなく、自分で答えを作らなければならない仕事ですから、仕事が終わったらかなりぐったりしてました。
これまでは運用や構築など、ある程度答えが決まっている、もしくは選択肢があるものから答えを出す仕事ばかりでした。新たな体験はいい経験であったと同時に、こういうコンサルティングに近い領域のお仕事は改めて難しい仕事だなと感じました。
ともかく、2019年はおかげさまでものすごく経験値がを得られました。
一番の収穫は「フレームワーク」の大切さに気がつけたことです。
言葉を変えると、ゼロからイチを創り出すことはとてつもなく難しいということを理解しました。
答えのないものに対して、お仕事ですから何か答えを出さねばならない。そういった時にフレームワークというのは強力な武器になります。フレームワークをつかうことで、 ある種自分が言語化できていない領域に気がつくことができますし、散らばった情報をまとめ上げることができるからです。
フレームワークを使えば、必ず何かしらの切り口が見つかります。その切り口を突破口にできるので、ゼロスタートしなくとも済むんですね。
世の中には本当にさまざまなフレームワークがあります。たとえば、セキュリティのフレームワークなんて数え切れないほどです。
昔は「なんでこんなにいっぱいあるんだ」、「はやく標準化しろ」なんて思ってましたが、今はちょっとお門違いのことを思っていたんだなと思えます。
さまざまなフレームワークが生き残っているのにはそれなりの理由があって、そのひとつは今しがた述べた「切り口」だと思います。それぞれのフレームワークは異なる切り口から事象を料理しています。異なる視点から料理されているからこそ、異なる形になりますし、異なる答えを導くツールになります。
僕らが相手にするお客様も千差万別。だからこそ、さまざまなフレームワークを知っておくことで、どんなお客様にも、どんな事象にも対処していけるようになるんですね。
お仕事ではそんなことを学んだ2019年でした。
新しく触れた技術
技術ブログなので、技術的な側面もいくらか振り返っておきます。
新しく触った技術はこのあたりかなーと思います。ただ、ごりごり自分でいじったってのは正直あまりないですね。AWSくらいかと。
アーキテクチャ、コンセプト
特にゼロトラストはかなり勉強しました。オライリーの英語本も3回読みました。日本語版も2回目読んでるところです。こういった概念的なものは本当に理解に時間がかかりますね。正直、まだわからん、って感じです。
- Zero Trust Networks
- Cloud Native Architecture
- SD-WAN / SD-LAN
テクノロジー
数千名規模のお引越しプロジェクトで、無線LAN周りを担当したのでいろいろ勉強しました。いままでの人生で無線LAN技術に触れたことなくて試験の中だけの存在だったので結構イチから勉強しなおした感があります。(ぶっちゃけ勉強は不十分)
- Windows Server Active Directory Directory Services (ADDS)
- Windows Server Active Directory Certificate Services (ADCS)
- Windows Server Network Policy Services (NPS)
- Aruba Central / Mobility Master / Clear Pass / AP / IAP / airwave
- Mist Systems Mist
- Cisco Meraki
- 802.1x 認証
SDN関連もお仕事で扱ったのでこのあたりの基礎は理解しました。
一番やったのはAWSですね。データベースを除く、いわゆるインフラ周りは網羅的に理解しました。このあたりは自分で検証環境作りやすいのでても動かしましたね。
- AWS VPC(VPC, AZ, NACL, SG) / VPN / DirectConnect / DirectConnect Gateway / TransitGateway / VPC Peering / Accerelated Site-to-Site VPN / Global Accelerator / CloudFront / Nat Gateway / ELB(ALB, NLB) / EC2 / CloudWatch / Route53 / SES / S3 / ES / GuardDuty / WAF / VPC FlowLogs
あとは地味にこのあたりもやってます。
- Soliton Infoblox (DHCP)
- Soliton CounterAct (検疫システム)
あとは個人的に、セキュリティ関連技術のお勉強を結構やってました。
2020年はどう過ごすか
去年もいったような気がしますが、とにかくアウトプットを増やさないと切実にまずいと感じています。
最近、インプット量の割に自分の糧となったものがかなり少ないなと感じます。
インプットはTwitter、RSS、Qiita、Medium、Quora、はてなブックマーク、YouTube、Google Discoverあたりから仕入れており、かなりの量です。
これだけ捌くと正直「見るだけ」になってしまって、全然咀嚼できてないんだと思います。
正直、なんかあったなーくらいには思うけど全然理解はしてないって感じです。
2020年は30歳になる年です。もうおっさんです。
きっとこれからどんどん頭も体も衰えていくのでしょう。
それまでに、現時点における基礎知識はきちんとつけておかないと、次の時代には絶対についていけないと思います。それは嫌です。
理解するには、アウトプットが一番だと思います。
だから、アウトプットをもっとやっていきたい。
ブログももっと書きたいけども、結構書くのに時間かかっちゃうんですよね。文章にすると結構いろいろ気になっちゃって脱線して調べ始めちゃうから。
そこで思うのは、メンタリストのDaiGoのように、撮ってそのまま上げるスタイルのYouTubeでいろいろ発信していきたいなと思ってます。
2019年もやろうとしたんですけど、結局、数本しか上げなかったです。なんでかって編集大変だから。なれてないのもあるけど、データを一箇所に集めて切り貼りして・・・ってめっちゃ大変なんですよね。はじめちゃえば楽しいんですけど、はじめるまでの心理的障壁がかなり大きい。
でも、やってみたからこそ得たこともあって、YouTube見る時に他の人はどういうスタイルでやってるんだろうという目線でみるようになりました。その中でいいなと思ったのはメンタリストのDaiGoがやってるスタイル。
まぁあれはしゃべりがうまいから成り立ってる面もありますが、自分の目的は収益化でなく、自身の成長なので、ほそぼそやろっかなっと思ってます。
あとは、2020年2月29日の技術書典へ出店することになりました!
案外時間内ので大変ですが、これもアウトプットのひとつとして楽しんでやっていきたいです。
技術書典に関する情報もTwitter、ブログ、YouTube等で発信していければと思います。
とにかく「アウトプット」を合言葉に、2020年も精進してまいります。
みなさまにとっても良き一年となりますよう、お祈りしております。
ここまで読んでいただきありがとうございました。